ハーブが花を咲かせる季節がやってきました。花屋さんの店頭にも苗が沢山並んでいます。
ローマンカモミール Chamaemelum nobile は、お茶やエッセンシャルオイルの原料になるハーブです。ピーターラビットの絵本にも出てきます。怖い思いをしてお腹の調子が悪くなってしまったピーターのために、お母さんうさぎがカモミールティーを入れるシーンがあります。リラックスさせて消化にもいいからです。
エッセンシャルオイルも気持ちを穏やかにし、心身のバランスをとります。特に繊細で過敏な人に適しています。ストレスケアに用いられます。また、肌が弱い方のスキンケアにも適しています。
さて、このローマンカモミールですが、ハーブティーやエッセンシャルオイルの原料となるのは、八重咲きのものです。エッセンシャルオイルの蒸留には高度な蒸留技術が要求され、収油率はわずか0.05~0.1%です。
Chamaemelum nobile の Chamaemelum は、ギリシャ語の「りんごの香りを思わせる」という意味の melos という言葉と、「地面すれすれに低く生える」という意味の chamos という言葉に由来しています。古代から薬草として重宝されてきたハーブで、アングロサクソンの国々では7つの神聖な植物のうちの一つとされています。
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