Herba HELVETICA

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植物について

ローズ Rosa damascena

ローズの特徴

科名:バラ科

エッセンシャルオイルの抽出部位:花

エッセンシャルオイルの特性成分:シトロネロール、ゲラニオール、ネロールなど

 

ダマスク・ローズRosa damascena 種のローズは主にブルガリアとトルコ、そしてモロッコで栽培されています。原産は中近東と考えられていて、オスマン=トルコ帝国のバルカン半島侵入の後、1500年頃ブルガリアに持ち込まれたようです。ただし、実際にブルガリアでローズの栽培が行われるようになったのは17世紀末からのことで、トルコではさらに遅く、19世紀になってからブルガリアの移民達によって持ち込まれたのがきっかけであったようです。

 

Rosa damascena からは、エッセンシャルオイル、芳香蒸留水、コンクリート、アブソリュートといった4タイプの芳香製品がつくられます。コンクリートとアブソリュートはアロマテラピーでは使われず、香水の原料になります。

 

アロマテラピーにも使用できるのは、水蒸気蒸留法によって蒸留されたエッセンシャルオイルと芳香蒸留水です。花びらは傷みやすく、芳香成分は揮発性が非常に高いので、ローズをはじめとするデリケートな花の蒸留には、温度や圧力調節、蒸留時間の計算など細心の注意が必要です。

 

収穫はブルガリアやトルコでは開花時期にあたる5月下旬頃に行われます。手で一つ一つ花を摘んでいき、その作業は4週間にも及びます。

 

ローズのエッセンシャルオイルの一滴は、最も高価で稀少なことからダイヤモンドにも喩えられます。その芳香は万人を魅了する心地よさを持つと同時に、扱い方によって表情を変える気難しげなトーンも秘め、神秘的な魅力となって私たちを惹きつけてやみません。

 

混ぜ物がない本物のローズのエッセンシャルオイルは香りがとても濃厚で、ビンのふたを開けてそのまま香りをかぐと、きつくむせかえるようで、こちらの期待を裏切られたような印象さえ受けます。

 

しかし、1滴でも多過ぎるぐらいの微量を、ムイエット(芳香試紙)やティッシュ、あるいは手首などに垂らし、やや時間をおいて香りをかぐと、天然のローズのエッセンシャルオイルだけが有するすばらしい芳香を楽しむことができます。使用する側のデリケートな扱いによってはじめて、ローズは秘められたその本来の姿を垣間見させてくれるのです。

 

とてもデリケートなエッセンシャルオイルですから、ビンの口のところ(ドロッパー)に指が触れないよう特に注意が必要です。

 

アロマテラピーにご使用になられる場合には、書籍サイト等をご覧になり、ご自身の責任と管理の下に行ってください。

 

※植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。