ティーツリーMelaleuca alternifoliaは、オーストラリアのクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州に自生している植物で、1770年、イギリスの海軍士官であったジェームズ・クック(通称キャプテン・クック)によって発見されました。
ティーツリーは、原住民アボリジニによってさまざまな用途に無駄なく使用されてきました。樹皮はカヌー作りに役立てられ、木部は炭に加工され、葉は風邪、発熱、傷などの薬として用いられてきたのです。
精油の作用についての研究が始まり、本格的に精油の生産が行われるようになったのは20世紀初頭です。
抗生物質の耐性が問題となっている今日では、ティーツリーは感染症の治療に注目され、最も研究されている精油の一つに挙げられます。
いつも手元に置いておきたい精油です。
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