「市場に出回っているエッセンシャルオイルの多くは、加工や精製がなされたものであり、品質の疑わしいものが薬局にすら置いてある。期待する効果が得られないばかりか、使用者を事故の危険性にさらすことになる」
アロマテラピーの研究家であり、『LA NOUVELLE AROMATHERAPIE』などの著述家でもあるフィリップ・メユビオは、医師、薬剤師、生化学者、植物学者らとチームを組み、3万件に及ぶGC/MS(ガスクロマトグラフと質量分析計の結合)分析や15万件に及ぶ官能試験(香りを鑑定する)、様々な安全性試験を通じてエッセンシャルオイルの特性を明らかにし、安全で効果的にアロマテラピーを行うためのメソッドを確立しました。
200種の芳香植物からなる、1,852種のエッセンシャルオイルのデータベースを所有し、品質と安全の担保に力を注いでいます。
代替医療としてのアロマテラピーに使用するエッセンシャルオイルは、原料植物の学名や産地、蒸留部位といった植物学の正確な情報と、精度の高いGC/MS分析によって成分組成が明らかにされ、各々の成分の含有率といった天然物化学の詳細な情報によって中身が同定されたものでなければなりません。
なぜなら、安全で効果的なアロマテラピーを行うには、こうした情報をもとに的確に、ケアの目的と方法に適ったエッセンシャルオイルを選ぶことが、最も大切な要素となるからです。
フィリップ・メユビオは1998年にE.O.B.B.D. Quality Assuranceというメディカル・ユーズに必要不可欠なエッセンシャルオイルの品質基準を制定しました。香料としてのエッセンシャルオイルとは一線を画すものです。
E.O.B.B.D.とはEssential Oils Botanically and Biochemically Definedの略で、植物学的・天然物化学的に同定されたエッセンシャルオイルという意味です。表示項目や内容物を正確に同定することが義務付けられています。
そして、品質の確かさは、香りの質にダイレクトに反映されます。
詳細は aromanet-jp.com 精油の選び方 をご参照ください。
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