Herba HELVETICA

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収穫時期によって成分ががらりと変わるディル

ディル Anethum graveolens は、フェンネル(ウイキョウ)によく似たセリ科の植物です。特に、花と葉がよく似ていますが、フランスではフェンネルの多くは野生であるのに対し、ディルは栽培でしか見ることができません。独特の爽やかな香りは、生のハーブとしてもサラダやサーモンなどの付け合わせによく使われています。

 

アジアが原産と考えられていますが、ディルの栽培は古くから行われ、古代エジプトやローマでも既に薬草として使われていました。

 

Anethum はギリシャ語でアニスを意味する anethon に由来し、graveolens には「強い匂いのする(grave = 強い+olens = 芳香性の)」という意味があります。「強い匂いのするアニス」などと呼ばれるようになったのは、見かけがよく似たフェンネルの種子が心地よいアニスの香りがするのに対して、ディルの種子は刺激の強い香りがするからかもしれません。

 

ただし、植物自体は清々しいとてもよい香りがするので、通常はアロマテラピーでも種子だけを蒸留したものではなく、全草を蒸留したエッセンシャルオイルを使います。リモネン(モノテルペン類)が多く、カルボン(ケトン類)が少ない、子供にも使用できるエッセンシャルオイルです。

一方、種子だけを蒸留したエッセンシャルオイルは、カルボンが多くなり、キャラウェイ Carum carviに似た刺激の強い香りがします。

 

最も香りがよいディルのエッセンシャルオイルは、熟す前の青い実を付けた全草を、刈り取ってからすぐに蒸留したものです。全草の収穫は、実がまだ青く指で潰すとべとべとした汁が出る7月から8月にかけて行われます。

 

収穫の時期が少しでも遅れ実の成熟が進むと、それだけ香りのよさも損なわれてしまいます。また、刈り取った植物をすぐに蒸留せずに放置しておくと実は熟していき、やはり香りの質が落ちてしまいます。

 

ディルは収穫時期が異なると成分が如実に異なる芳香植物の一つです。