2021年11月に発表されたドイツのルール大学ボーヘムの研究論文“Virucidal activity of nasal sprays against severe acute respiratory syndrome coronavirus-2”によると、エッセンシャルオイルをブレンドした口腔用スプレーには、非常に優れた殺ウイルス効果があるという実験結果が得られたとのことです。
新型コロナウイルスは鼻や口の粘膜から体内へ侵入して増殖し、感染します。鼻腔や口腔用のスプレーによってウイルスを減少させることができれば、感染を抑制できると考えられます。そこで、研究チームはヨーロッパで市販されている7種類の鼻腔用スプレーと2種類の口腔用スプレーの殺ウイルス効果をウイルス不活性化試験EN 14476(欧州標準試験)によって評価しました。
その結果、最も優れた殺ウイルス効果を示したのは、ユーカリやクローブ、ペパーミントなどのエッセンシャルオイルをベースとした口腔用スプレーで、ウイルス量を検出下限値まで減少させました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34752803/
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