当地(東京)では、ダマスクローズRosa × damascenaの蕾が膨らんできました。鋭い棘がびっしり生えた太く丈夫な茎に、優雅な香りを放つ花が支えられています。
香水の原料となっているローズは大きく分けて2種類、ロサケンティフォーリアRosa × centifolia とダマスクローズです。
香水の町として有名なフランスのグラースで栽培されているのは、"Roses de Mais(五月バラ)"とも呼ばれているロサケンティフォリア。コーカサス地方を原産とした交雑種で、古代ギリシャの時代から栽培が行われていたようです。フランスで栽培が行われるようになったのは16世紀頃からと言われています。
ダマスクローズは主にブルガリアとトルコ、モロッコ、イランで栽培されています。香りが濃厚なのはブルガリア産で、アロマテラピーのエッセンシャルオイルとしても人気があり、多くの人がこの香りに癒されています。
品質の確かな香りのよいローズのエッセンシャルオイルは年々希少になっています。
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