科名:バンレイシ科
エッセンシャルオイルの抽出部位:花
エッセンシャルオイルの特性成分:ゲルマクレンD、β-カリオフィレン、ゲラニル・アセテートなど
熱帯多雨林地域に育ち、細長いねじれた形状の花を咲かせます。この花を水蒸気蒸留すると、温かみのあるエキゾチックな花の香りが特徴のエッセンシャルオイルが得られます。
水蒸気蒸留の課程によって、エクストラ、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと4つのグレードに分類されています。蒸留時間が一番短いエクストラは、香水の原料として使われます。
その後、蒸留の段階がⅠ、Ⅱ、Ⅲと進みます。 アロマテラピーで使用するエッセンシャルオイルは香料用とは異なり、蒸留の最初から最後(つまりエクストラからⅢまでの全蒸留過程)までトータル(完全)に抽出されたエッセンシャルオイル(完全蒸留)が用いられます。
完全蒸留されたエッセンシャルオイルは香りがやわらかく、美容に適した成分が多く含まれていると言われています。
完全蒸留のイランイランは香りがやわらかいのでリラクセーションの芳香浴にも最適です。
<芳香浴のためのレシピーリラクセーションに>
A: イランイラン:グレープフルーツ(またはスイートオレンジ)=1:3の割合にブレンドして芳香浴を行います。
柑橘系の爽やかな香りの中にイランイランのフローラルな香りがやさしく溶け込んだブレンドです。
さっぱりした感じにしたいときはグレープフルーツを、温かみのある甘い感じにしたいときにはスイートオレンジをブレンドします。
B: イランイラン:ラベンダー:ベルガモット=1:2:5の割合にブレンドして芳香浴を行います。
ネロリを思わせる上品な香りのブレンドです。
※芳香浴ブレンドを作るときの精油の配合比率について
香りの感じ方には個人差があります。好みに合わせて配合比率は適宜調節してください。
アロマテラピーにご使用になられる場合には、書籍やサイト等をご覧になり、ご自身の責任と管理の下に行ってください。
※植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。