科名:クスノキ科
エッセンシャルオイルの抽出部位:葉
エッセンシャルオイルの特性成分:1,8-シネオール、サビネン、α-テルピネオールなど
Cinnamomum camphoraは、日本ではクスノキと呼ばれる樹木です。産地によって抽出されるエッセンシャルオイルの成分が異なるのが特徴です。
日本のCinnamomum camphoraにはカンファー(樟脳)が多く含まれているため、樟脳の木とも呼ばれてきました。
一方、マダガスカルのCinnamomum camphoraには1,8-シネオール(別名ユーカリプトール)が多く含まれており、アロマテラピーに用いるエッセンシャルオイルが抽出されます。また、リナロールを多く含むタイプもあります。
このようにCinnamomum camphoraのエッセンシャルオイルは、産地によって成分が異なるので「ケモタイプ」のエッセンシャルオイルです。
長年にわたり、Ravensara aromaticaと誤って呼ばれてきた経緯もあります。
アロマテラピーで用いられる1,8-シネオールが多く含まれるエッセンシャルオイルは、ユーカリに似た爽やかな香りがします。
風邪や花粉の季節には、ティーツリー:ラヴィンサラ(またはユーカリラジアタ)=1:3の割合にブレンドして香りをかぎます。マグカップにお湯を入れて精油を2~3滴垂らしてゆっくり深呼吸しするのもよいでしょう。
また、マスクをする場合には、マスクの外側にティーツリー:ユーカリラジアタ(またはラヴィンサラ)=1:2の割合でブレンドしたものを1~2滴塗ります。
アロマテラピーにご使用になられる場合には、書籍やサイト等をご覧になり、ご自身の責任と管理の下に行ってください。
※植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。