植物について

バジル Ocimum basilicum

バジルの特徴

科名:シソ科 

抽出部位:花が咲いている全草 

天然特性成分:メチル・チャビコール、1,8-シネオールなど 

 

100 以上もの種があるバジル属の植物はインドが原産であった言われていますが、現在では気候の温暖な世界のさまざまな地域で栽培されています。種類も形態もバラエティに富み、加えて数々の変種や雑種もあるバジルは分類の非常に難しい植物ですが、その芳香エッセンスがエッセンシャルオイルとして蒸留されているのは下記 5 種類に限られています。 

     Ocimum basilicum L. 

     Ocimum canum Sims 

     Ocimum gratissimum L. 

     Ocimum sanctum L. 

     Ocimum viride Wild 

 

これら 5 種類のバジルからは、それぞれ成分も性質も異なったエッセンシャルオイルが抽出されます。 アロマテラピーで最もよく使われるのは Ocimum basilicum L. ですが、この Ocimum basilicum L. もフランス、北アフリカ、レユニオン島、コモロ諸島、マダガスカル、ベトナム、インド、エジプト、旧ユーゴスラビアなどといった国々で栽培され、生育環境によって抽出されるエッセンシャルオイルの成分が異なっています。ですから、バジルのエッセンシャルオイルを購入するときは、原産国や成分の違いに注意が必要です。

 

Ocimum はギリシャ語で「匂いがする・香りを嗅ぐ」という意味の言葉を語源とし、basilicum は 「王の」という意味の basilikos という言葉に由来しています。バジルが「ロイヤル・ハーブ」と呼ばれる所以です。 

 

バジル Ocimum basilicum L. は一年生植物(1 年の間に発芽、成長、開花、結実をして枯れる植物)で、寒さに弱く、温暖な気候を好みます。 旧ユーゴスラビア、トルコ、イタリアといったヨーロッパ産のバジルのエッセンシャルオイルはリナロールを天然特性成分とし、コモロ諸島やベトナム、インドといった亜熱帯の地域で栽培されているバジルはメチルカビコール、北アフリカやエジプトなどの熱帯の地域のものはリナロール、オイゲノールといった成分を天然特性成分としています。 

 

古代ローマの学者で「博物誌」を著したプリニウスはバジルを優れた薬草とし、さまざまな効能を認めています。

 

アロマテラピーにご使用になられる場合には、書籍サイト等をご覧になり、ご自身の責任と管理の下に行ってください。

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