科名:シソ科
エッセンシャルオイルの抽出部位:花が咲いている全草
エッセンシャルオイルの特性成分:リナリル・アセテート、リナロール、スクラレオールなど
いまでこそセージ Salvia officinalis と混同する人は少なくなりましたが、随分長い間、その区別があいまい
なまま用いられてきました。 植物自体の見かけはセージとは異なるので間違うことはありませんが、エッセンシャルオイルのほうは“セージには毒がある”という評判がクラリセージの普及を阻みました。
確かにセージ Salvia officinalis のエッセンシャルオイルには神経毒性を有するαおよびβ-ツヨンやカンファーが多く含まれ、フランスの薬局では一般の人には販売してはならないエッセンシャルオイルの一つにラインナップされています。
一方、クラリセージのエッセンシャルオイルにはセージのようにケトン類が含まれておらず、なんら毒性はありません。 ケトン類が含まれないから安全というメリットに加え、セージには欠けているエステル類が多く含まれています。
アロマテラピーにご使用になられる場合には、書籍やサイト等をご覧になり、ご自身の責任と管理の下に行ってください。
※植物およびその抽出物(精油)の一般的な性質を紹介するものであり、製品の効果効能を示したものではありません。